2011年09月21日

猫のしっぽ カエルの手  畑の食堂

田圃の緑と空気の青。クレヨンで描いた様な京都・大原の夏。

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高野川の清流は天然のプール。

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ベニシアさんが暮らす築100年の古民家。この夏は友人に分けて貰った糠床を確認するのが朝の楽しみ。大原産の新鮮な野菜は糠漬けにしても美味しい。毎日、丹念にかき混ぜれば長くもつ糠床、大切にしたい。

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沖縄で貰って来たウコン。太陽を沢山浴びてぐんぐん大きくなった、そろそろ畑に植える積り。

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ベニシアさんの夏の庭、草の緑の濃い香りが漂う。

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フェンネル

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キキョウ

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ラベンダー

日射しの強い時間は古民家の中で手仕事。箪笥やつづらに入れる虫よけサッシュの中身を入れ替える。「庭にある新しいラベンダーを使って入れ替えます。友人がクロモジを持って来てくれたので干して叩きます、すると不思議な事に香りがでます。今年はラベンダーだけで無くクロモジも一緒に入れようと思っています。」

和菓子用のクロモジの楊枝には爽やかな香りと防虫効果があると言う。確り叩いて香りをだしたクロモジの枝は細かく切って、ラベンダーに混ぜます。軽くすり潰したら、何年も使っているお気に入りの小袋に入れ、ストックしておいたお気に入りのリボンでとじれば出来上がり。

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クロモジ

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つづらの中にはウールやカシミヤ、虫が好きな素材のセーターばかり、冬が来るまでサッシュで守って貰う。

Venetia's Herb Note  ヤロウ

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暑い夏の日の午後、畑にヤロウを摘みに行くと、家の裏の杉林からセミの鳴き声だけが聞こえてきます。ネイティブ アメリカンは万能ハーブであるヤロウをよく使用しました。ヤロウのハーブティーは血流を促進し、花粉症も和らげるそうです。イングランドでもかってはヤロウは最も重要な薬草として風邪や高熱の治療に使われました。古代ローマ時代からヤロウの葉は切り傷に押し当てて止血や戦場で負傷した兵士の治療に使われてきました。ヤロウの花言葉は「戦い」、そこでこんな格言を思い出しました。「たそえ負け戦でも人生の戦いから学ぶことがある」

Venetia's Herb Recipe  ヤロウの歯磨き粉

ヤロウのお茶とステビアと言うハーブでベニシア流歯磨き粉作り。

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ヤロウ(ドライ) 大さじ1、フェンネルの種 小さじ1、ステビア(生葉) 10枚、葛 大さじ4、重層 小さじ2、グリセリン 小さじ4、ペパーミントオイル 10滴

ヤロウとフェンネルの種に熱湯80mlを注ぎ10分置く。

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ステビアをすり潰す、とろみを出す為に葛を入れ、重層も加える。

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すり潰したステビアにヤロウのお茶を加えながら混ぜ、程良く溶けたらオイルを加える。

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アンティークショップで見つけたお気に入りの陶器の容れ物へいれる。

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ハーブの香りが爽やかな歯磨きペーストが完成。

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ベニシアさんの畑は今元気一杯。赤ちゃんの様だったシソ達も立派に育った。豊作のきゅうり達は食べるのが追いつかない程、ゴーヤもある。

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今日は畑で堆肥を作る。夏休み、頼もしい相棒がいる、遊びに来ていた孫のジョー君だ。畑の隅に底をぬいた木箱を置いて、何カ月もかけて堆肥を作っている。コンフリーは養分がたっぷり、その上堆肥の分解を促す効果があると言う。台所の生ゴミ、枯れ葉などの上にコンフリーを入れたら後は待つだけ。自然に戻る物は永遠に繋がっていく、ベニシアさんがジョー君に伝えたい事。

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近所にある友人の畑に向かう二人、コンフリーをお裾別けすると言う。畑仲間の細江聡さん。細江さんは三年前から大原で自然農法に取り組んでいる。畑にはズッキーニなどの西洋野菜やベニシアさんから株分けして貰ったバジルやナスタチウムなどが育っている。

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二人はお互いの畑を行き来し、情報交換をする間柄。畑仕事のすけっと、あいがも。雑草や虫を食べて貰う、あいがも、普通は田圃に放すもの、でも細江さんは実験を兼ねて畑に放した。こうすれば大原の子供達が遊びにきて、楽しんでくれるのではと考えた。ねらいはあたった。

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なるべく自然農法で、でも野菜作りは直ぐ上手くいってくれる程甘くは無い。虫くいや雑草、鹿、猪に悩まされる。今年は上手くいった方だと言う。珍しい野菜が多い細江さんの畑。

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赤オクラ

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イタリアの夏野菜、ゼブラナス

手塩に掛けてそだてた野菜達。この野菜で美味しい料理を作る、それが細江さんのもう一つの仕事。去年、築130年の古民家に改装をくわえ、大原の食材に拘った食堂を始めた。細江さんは元々、岐阜の出身。妻の香代さんは大原生まれの大原育ち。住まいでもある此の店は妻の両親から借りている。

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若くして学生結婚した二人、和食やイタリアンの修行をしながら独立し、店を開く夢を持っていた。

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大原で野菜を作り始めた切っ掛けは「最初に妻の母が作った大根が今迄味わった大根と全然違っていたので。やはり寒暖の差もありますし、水も空気も綺麗ですし野菜自体が美味しい」 主役はあくまでも素材。奇をてらった料理では無く、野菜の味そのものを感じて欲しいそんな思いを胸に料理を作る。かって自分が感じたのと同じ衝撃をお客さんに届けたい。「大原に来て大原の物を食べて戴きたいを言う思いでお店を始めましたし。その時その時で取れる野菜を見てどう食べたら美味しいかなと言うこととお客さんに喜んで貰えるかなと言う事を中心にメニューを組み立てています」

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農業と料理人、二足のわらじはまだ始めたばかり。畑仕事に追われて店を休んだり、野菜が充分に獲れない事もある、でもこれからも大原を愛し、地元で獲れる食材にこだわって行きたい。ここでしか獲る事の出来ない大原の味があるから。

忙しくても充実した日々を送る細江さん。元気のもとは家族。長女のほのかちゃんはあいがもが大好き、次女のゆうちゃんはまだ生後3カ月だ。大原の自然に包まれすくすく成長して行く子供たち。野菜はどの様に育つのかほのかちゃんはもう知っている。この時間が一番幸せと細江さんは言う。

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毎週 日曜日、大原で開かれる朝市。細江さんは他の農家が作らない珍しい野菜もどんどん並べる。細江さんにとって朝市はとても大切な場所、自分と同じ様に大原に移住して来て農業に取り組む仲間達との交流の場所でもあるからだ。中でも友人の渡辺さんは細江さんにとって頼りになる存在だ。自分の畑が上手くいかない時も野菜を提供してくれる仲間がいる。土地を貸してくれるひ人も、野菜を買ってくれる人もいる。もちろんベニシアさんも細江さんを応援するサポーターの一人。大原には支えてくれる仲間がいるから頑張れる。大原に根付く自然に寄り添った生き方は若い世代に伝わって行く。

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ナスタチウム

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モロッコインゲン

Ventia's Essey  地球に恩返し

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「小なるものは美し」と若い農業家の男性がワラで畑のマルチングをしながらつぶやきました。「地球にお返しをしなくちゃね」と彼は笑いました。害虫除けの為に植えられたハーブの上をチョウやミツバチが飛んでいます。地球を汚したり、傷めつけたりするものは使わない。彼の姿を見て私は嬉しくなりました。「ちょっと意識するだけで省エネが出来る、自分達の行為一つ一つが持続可能性の実現に繋がるんだ」と彼は言います。小さく緩やかな解決方法を使って自然が正常なバランスを取り戻す様、私達もお手伝いできるのです。

ゼブラナスやズッキーニなど畑で獲れた野菜達を主役にピザを作る細江さん。ベニシアさんとジョー君を早めの夕食に招いた。ベニシアさん細江さんの料理の大ファン。ジョー君もサラダ作りのお手伝い。赤おくらを切らせてもらう、プロの使う包丁にちょっとドキドキ。自家製和風ドレッシングで和えて出来上がり。美味しくできたかどうかジョー君が最終チェック。赤ちゃんも一緒に皆揃っていただきます。お父さんの料理は全部美味しい、ほのかちゃんは好き嫌いが無い。

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自然の恵みに感謝し、自然に寄り添って暮らす山里の暮らしには心豊かな人生がある。




細江さんの生活の仕方にとても共感を覚えました。自然と隣り合わせの生活、してみたいと思いつつもなかなか実行できません。自然の中で家族を大切にして生活する・・・人間本来の生き方ですね。その中に本当の心の潤いがあるように思えます。

どうしても細江さんのお店に行ってみたくなり、検索しました。今度、京都に行く機会には是非伺ってみたいと思います。

家庭画報に掲載された細江さんのお店に関する記事です。
http://www.kateigaho.com/recommend/report/kyoto/20110912_983.html



                    猫のしっぽ カエルの手  引用







crystaltakara at 16:58│Comments(0)TrackBack(0)

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