オステオスペルマムの寄せ植え花散策

2011年03月21日

琳派芸術展 第二部

九日に出光美術館で行われている「琳派芸術 第二部」に行って来ました。

5章  琳派の系譜

伝統をふまえながらも、その伝統を脱する冒険心を芯にもつ琳派芸術。琳派を受け継がれた象徴的な画題として「風神雷神図」や「歌仙絵」があげられます。俵屋宗達や尾形光琳の原案に対して、構成の江戸琳派の絵師・酒井抱一や鈴木基一たちは、彼らの新しい感性で、どのような創造を試みたのでしょうか。また琳派の得意ジャンルの一つとして描き継がれた物語図を通覧すれは”私淑”によって継承された琳派の系譜が見えてきます。

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風神雷神図屏風  酒井抱一

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三十六歌仙図 鈴木基一

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八ツ橋図屏風  酒井抱一


六章 薄明の世界

江戸時代の中期以降、18~19世紀の日本では、銀地屏風に対する志向がたかまった。酒井抱一にとって、この銀地屏風は創作の要ともいえる重要な領域であった。抱一は、冴えた白い輝きを放つ銀の素材を好み、私淑する光琳の”金”にたいして、自らの感性が選んだ”銀”の空間に独自の美意識を表明した画家といえる。銀地屏風の制作は弟子の鈴木基一にも受け継がれ、清冽な銀の輝きが暗示する薄明の世界は、江戸琳派のレパートリーの一つとなっていきました。

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紅白梅図屏風  酒井抱一

銀地に描かれた、逞しい枝振りの紅梅、しなやかな枝振りの白梅。なんとも言えぬ静けさを感じました。

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夏秋草図屏風草稿  酒井抱一

静けさの中に秋風の音を聞く思いのする屏風でした。

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藤花図  鈴木基一

藤の花に落ち着きを感じます。


七章  抱一の美

江戸琳派の大成者として知られる酒井抱一は、姫路城主酒井雅楽頭家という名門武士の次男として神田小川町の酒井家別邸に生まれています。若い頃より、能や茶、俳諧を嗜む文芸肌の人物で、四十歳頃より、私淑する尾形光琳の画風に学んだ作画を開始しました。抱一の草花図や花鳥図には、俳諧的な情緒に通じる詩情性や、季節の風情を盛り込んだ豊かな情趣生が加味され、独自の清新な画風を創り上げています。

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秋草図  酒井抱一

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十二ヵ月花鳥図貼付屏風  酒井抱一

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酒井抱一の作品にはなんとも言えぬ温かい円やかさを感じます。何時までも観ていたくなります。


八章  基一の美

酒井抱一の高弟・鈴木基一は、神田の紫染職人の子に生まれ、十八歳の時に、抱一の内弟子となりました。確かな描写力に裏打ちされた明快な色彩と構図、驚きや面白味を潜ませる機知的な画面を創り、基一の絵画を特徴付けています。基一は、光琳画の意匠性や理知性を本質的に理解し、新しい絵画表現を切り拓いっていきました。

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富士図扇面  扇面 伝 尾形光琳   薄下絵 鈴木基一

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桜・楓図屏風  鈴木基一



crystaltakara at 10:47│Comments(0)TrackBack(0)

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