2010年12月24日

猫のしっぽ カエルの手 ③


Merry Christomas

皆さんのクリスマスが楽しく、幸せであります様に
お祈り申し上げます。



猫のしっぽ カエルの手   「クリスマスを楽しむ」

霜が降りると野菜の色が付きます。此の時期、農家の人は忙しい、冬の風物詩「すぐきかぶら」の収穫期を迎えている。この昔ながらの京野菜は寒さの中で美味しい漬け物になる。

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ベニシアさんの庭も静かな時を迎えました。

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ツワブキ

この季節の庭も好きとベニシアさんは言います。今日はちょっと思いついた事があります。土鍋が割れて、水が漏れるので土鍋にヒアシンスを植える事にします。球根を植え込み、雨水を溜めてあるウィスキー樽から雨水を与え、家の中の日の当たる場所に置きます。素朴な土鍋に鮮やかに咲くヒアシンスが楽しみです。

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ベニシアさんの家は今、クリスマス一色です。12月に入ると家族や親しい人と共に過ごす時間をなるべく多く持つようにします、それがベニシアさんにとってのクリスマス。クリスマスの為に小さな物を手作りするのもこのシーズンの楽しみです。

ベニシアさんは毎年ポマンダーを作ります、中世のヨーロッパではポマンダーを付けると厄除けになると信じられていました。
ライムとレモンにグローブを挿して作るポマンダー。
まずライムとレモンにテープを貼ります、テープの回りに小さな穴を空けてグローブを挿して行きます。

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グローブを挿し終わるとテープを外し、シナモン、オリスルート、オールスパイスを中に入れます。

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出来上がったポマンダーは袋に入れて風通しの良い所に吊るしておきます。3カ月程たつとドライになります。

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スパイスには防虫効果があるので箪笥や洋服箪笥に入れておくと虫よけの役割を果たします。香りも良いので友人にプレゼントすると喜ばれます。

スパイスを付けず、乾燥させない物はリボンを付けてクリスマスツリーに飾ります、とても爽やかな香りが広がります。

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Venetia's Herb Note   コモンセージ

ひんやりとすがすがしい空気の中、冬の太陽に照らされてすべてが輝いています。わたしは身震いしながらセージの枝を数本切って家に入り、風邪気味のノドのためにうがい薬を作りました。
南ヨーロッパの日当たりのよい斜面に生えるセージはラテン語で「救う 癒す」という意味のサルワーレと呼ばれます。セージの葉は豚肉のソーセージの風味付けに使われます。イタリアでや子牛料理にも使いますし、天ぷらでも美味しくいただけます。天然のエストロゲンが豊富なセージが更年期の症状を軽くしてくれたおかげで私は無事にこの転換期を乗り越えられました。セージのハーブティーは血液浄化と記憶力を高める効果があると言われています。セージは大昔からずっと健康と知恵と長寿のハーブだったのです。

クリスマスのころ友達が集まる時、ベニシアさんが何時も作るホットドリンクがあります、女だけのクリスマスパーティ。

ホットスパイスワイン

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(5杯分)
赤ワイン 250ml
ブランデー 50ml
砂糖 大さじ1/2個
オレンジスライス 1/4個
レモンスライス 1/2個
シナモン、オールスパイス、ナッメグ、クローブホール 適量

① 赤ワインを弱火にかけ、ブランデーを入れる。
② シナモン、オールスパイス、ナッメグ、クローブホール、砂糖を入れる。
アルコールの香りを楽しみたい時はあまり沸騰させないのがコツ。
③ 待っている間にレモン、オレンジをカットし、フルーツを入れる。
柑橘の爽やかな風味を加える。

アルコールが強い場合にはオレンジやリンゴジュースで薄める。

冷えた体を暖めてくれるホットスパイスワイン、友人との乾杯が待ち遠しい。

今年最初のクリスマスパーティ、友人達がやって来ました。皆20年来のお付き合い。今日集まったのは手仕事の好きな仲間達です。お茶の後、刺繍家の村田かつ子さんに教わりながら皆で手芸を楽しみます。

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村田さんはベニシアさんに渡したい物があります、刺繍をした手作りのクリスマスカードです。刺繍をしたアップリケがポイントです、藍染が好きなベニシアさんの為に藍染を使ったクリスマスカードもプレゼントします。

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村田さんのご主人の作った刺繍もプレゼントします。「猫のしっぽ カエルの手」をモチーフにした刺繍にベニシアさんはとても喜びます。

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早速、手芸パーティの開始です、クリスマスツリーの飾りを作ります。ベニシアさんはワクワクして来ました。いざ始めてみると少しづつ思い出してきます。皆子供を育て上げた母、かって子供達の為にこうして針を持った昔の杵柄です。絵を描く用に自由に刺して行きます。

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村田さんはこう話しています「自分が習った事を子供に教えてないとやる人が少なくなるから。子供が手伝いたい時に手伝わさないとチャンスが無くなる、誰かの為に手作りをする喜びを子供達に伝えたい」と。そんな母としての思いが村田さんを刺繍家に導きました。

Venetia's Friend  糸のおまじない

村田かつ子さんは刺繍の腕を生かして2年前ネットで販売する子供服のブランドを立ち上げました。きっかけは姪の容子さんです、叔母の刺繍が大好きだった容子さんは自らも洋裁の道に進みます、大人になって改めて村田さんの作品を見た時に感動しました。容子さんはホームページを作り村田さんの刺繍がほどこされた子供服の販売を始めます。

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村田さんのアトリエは自宅のコタツです。ここでせっせと手を動かしながら全国の注文にこたえています。小さなスペースで出来、何処でも出来るそれが刺繍の良い所と村田さんは言います。

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村田さんは子供の頃より刺繍が好きで、美術大学の裁縫科に入学し、卒業後は世界中を旅しながら生地や織物の勉強をしました。行く先々で技術の裏側にある縫手の一針一針に思いを感じました。
帰国後28歳で結婚、30代で3人の子供を授かり子育てに追われ刺繍から離れてしまいましたが、子供達も独立し、孫も出来た今、刺繍に戻って来ました。
世界中の刺繍を見て来た村田さんは2年前に日本にも素晴らしい伝統のある事を知りました。「背守り」、江戸時代から続く子供の着物にはいった魔よけの刺繍です。産着に「背守り」を縫う事が母親としての最初の仕事とされていました。文様にはそれぞれ意味があります。すくすく伸びて行く麻の模様は子供の健康を願って、蝙蝠は幸せを呼ぶ動物として文様にされました。村田さんは「背守り」を研究して仲間と一緒に本を作りました。


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少しでも多くの人に「背守り」を知って貰いたいと思い、子供服には今風にアレンジをしています。村田さんは言います「温かいですね見た感じが。お母さんの子供に対する思いがこめられいるのが「背守り」の形に表れている。それは人間の変わらない気持ち。守られた子供は一生心が平和な様な気がする。一針一針思いをこめて縫った「背守り」、その思いは必ず子供に伝わる。」

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出来上がった「背守り」を孫の悠里君に着せて見た、すこやかののびのび育って欲しい、村田さんの思いは「背守り」を通じてしっかり悠里君に伝わっている。

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家に戻ると村田家恒例の企画会議、息子さんもご主人も交えて会議は進む。一本の糸から生まれる家族の絆、それは長く強く続いて行く。

「背守り」を今回初めて知り、とても興味を持ちました。子供の幸せを願う親の気持ち、それは今も昔も変わりませんね。

Venetia's Essey  刺繍

最古の芸術形式のひとつである刺繍は生地や手をさらに美しくみせる優雅な趣味と言えます。シルクやコットンの縫い糸は私達を繋いでいます。驚くべきことに刺繍は世界各地で同時期に発展を遂げた様です。人間は違う文化の下に生まれてもみな同じ体験をするのです。暑い 寒い お腹がすいた 疲れた・・・  違いではなく共通点に目を向ければをれぞれが心の奥の部分では同じであることが分かるでしょう。

時が過ぎても思いがこもった物は必ず誰かの心に残ります。

クリスマスの準備が整ったベニシアさんはイギリスに住む家族や友人にカードをしたためます。
「一日、毎日を大切にしたいと思っています。ゆっくり、出来るだけゆっくり、そしたら一日が無駄でないと思う」

今年一年に感謝をこめてこれからの日々を大切に生きる。ベニシアさんの思い出とともに大原の夜がふけて行きます。

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                      「猫のしっぽ カエルの手」 引用



crystaltakara at 00:00│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by Roco   2014年12月17日 12:10
初めまして・・・こんにちは~
猫の・・・は、私も見惚れてました。

ベニシアさんにプレゼントされた、村田さんの刺繍のXmasカードを
検索してました・・・30分かかりました。
リボンの刺繍が忘れられなくて・・・
作ってみようと焦ってたところです。

ベニシアさんの番組はいつも観ております。

わんこちゃんとお散歩がメインなのでしょうか。
我が家はにゃんこと暮らしてます。


  どうも有難う御座いました。参考にさせて頂きますね。

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