チェリスト 溝口肇氏一周年

2010年06月09日

ボストン美術館展

森アーツセンターギャラリーで開催されている「ボストン美術館展」に行って来ました。

平日にも関わらず多くの人が訪れていました。

ボストン美術館が誇るヨーロッパ絵画コレクションから16-20世紀の選りすぐりの絵画80点が展示されたのですからとても見応えがありました。

各コーナーに分けて絵画が展示されていました。「多彩なる肖像画」「宗教画の運命」「オランダの室内」「描かれた日常生活」「風景画の系譜」「モネの冒険」「印象派の風景画」「静物と近代絵画」

「多彩なる肖像画」
こちらのコーナーではやはりレンブラントの肖像画が素晴らしかった。

100609_1113~01


レンブラント・ハルメスゾーン・ファン・レイン <ヨハネス・エリソン師>
描かれている人の人柄までもが表れている様なリアルな感じがしました。

100609_1113~02

トマス・ゲインズバラ <エドマンド・モートン・プレイデル婦人>
洋服のレースや襞の描写がとても見事。

「描かれた日常生活」
此方のコーナーではミレーの絵にとても感動しました。

100609_1114~01

ジャン=フランソワ・ミレー <馬鈴薯植え>
ミレーの絵を見ると何時も敬虔な祈りを感じ、感動を覚えます。何時までも見ていたくなるその様な絵画です。
以前、山梨県立美術館を訪れた事がありますが、とても素晴らしかった。

100609_1115~01

ピエール=ギュスト・ルノワール
女性の柔らかな表情がとても優しさに満ちている作品です。色づかいに何時も心惹かれます。

100609_1116~01

クロード・モネ <アルジャントゥイユの自宅の庭のカミーユ・モネと子ども>
後ろの花の描写が素晴らしい、あたかも本当の花園があるかの様です。

「モネの冒険」
此方のコーナーにはモネの作品10点が展示されており、圧倒されます。

100609_1118~01

クロード・モネ <ルーアン大聖堂の表面とアルバーヌ塔(夜明け)>
ブルーの色合いで夜明けの澄んだ空気を感じます。素晴らしい色使いですね。

此の展覧会は本当にじっくりと見たら、一日では足りませんね。見過ごしてしまった絵を見に再度、訪れてみたくなります。

http://www.roppongihills.com/art/events/2009/12/macg_boston.html













crystaltakara at 13:35│Comments(2)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by メロン*   2010年06月09日 21:34
こんばんは~ 興味深い記事をありがとうございます^^
今年は特に印象派の画家達の絵が日本を席捲しているようですね 日本人は好きですよね てかモネもゴッホも日本の浮世絵に影響を受けたとか・・・巡りめぐって日本にようこそですね
世界に散らばった名画の数々が身近で見られるなんて考えてみたら凄いことです 先月ブリジストン美術館と三菱美術館をかけもちで見てきましたが、やはり印象派の絵画でした 絵の前に立つと時空を飛び越え敬虔な気持ちになります そしてステキな音楽も ♪ ^^b
2. Posted by violet   2010年06月10日 10:36
コメントを頂きまして有難うございます。今回の美術展はとても内容が濃く、私の拙いブログではとても形容出来ないものでした。ブログにはポストカードが無くて書けなかったのですが、ルソーの風景画がとても清らかさと精密さを持ち合わせ私の心を捕らえました。本当に今は印象派の絵画が日本を席捲していますね。今はBunkamuraでも風景画展が行われていますし、もう直ぐ国立新美術館でもオルセー美術館展が開催されますね。
私も古の昔、西洋の人々が日本文化にとても興味を持っていた事に驚かされています。ラリックもその一人ですね。
三菱美術館は私も訪れたいと思っています。正に今、注目の美術館ですものね。二つの美術館をかけもちされたとの事には驚きました。メロンさんもアクティブですね。
また、美術館を訪れた際にはブログにアップしたいと思います。
宜しくお願いいたします

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
チェリスト 溝口肇氏一周年