2010年01月25日

愛のヴィクトリアン・ジュエリー展

Bunkamura ザ・ムュージアムに愛のヴィクトリアン・ジュエリー展を見に行きました。


展示はジュエリーより始まりました。色々な様式、素材別に展示されていました。

セットジュエリー

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シトリンとカラーゴールドバリュール

こんなに品質の高いシトリンを集めるのは大変だったでしょうね。黄水晶が宝石として取り扱われていた事にとても興味を持ちました。


ゴールド

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ターコイズ&ゴールドブローチ

今回の展覧会の展示品の中でもとても心惹かれたブローチです。
鳩は「聖霊」の象徴として用いられ、「忘れな草」をくわえる鳩には「私を忘れないで」というメッセージが込められているとか、とてもロマンティックですね。

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ポーセレン&ゴールドブローチ

エナメルで装飾された二人の天使の絵は良くポスターなどで見ますね。ラファエロの「サン・シストの聖母」に描かれた天使のモチーフです、何事かを考えている天使たち・・・とても可愛らしいですね。

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リバースインタリオクリスタル&ゴールドブローチ

カボションカットされたクリスタルの平らな裏面から沈み彫りを施し、彫りの部分に彩色したリバースインタリオによる作品。
素晴らしい作品ですね、とても立体感があります。水晶を使って此の様なブローチが作られていた事にとても感心を持ちました。


パール

此の当時のパールは「芥子」と呼ぶ小さな真珠をさしました。小さな真珠だからこそ素晴らしいジュエリーが生まれたのですね。

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シードパールミニアチュールブローチ

シードパールで感傷的な柳、籠の鳥と飛来する鳥をブルーグラスの上に描いた作品、フレームにはホワイトとブルーのエナメルが施されています。あたかも飛来する鳥が籠の鳥を迎えに来た様なとてもストーリーを感じます。とてもロマンティクですね。

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モスアゲート&ハーフパールブローチ

メノウに含まれる鉱物の成長により生まれる樹枝状の性格が絵画的な表現をした物で、あたかもお花の様な絵を描いています。水晶のお店で良く見かけますが、此のころよりあったのですね。それをブローチにまで使った美的センスが素晴らしいと思いました。

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シードパールバリュール

シードパールと白蝶貝で作られているこの上なく繊細な作品です。
小さな真珠には全て孔があけられて、貝殻から切り出された台座の上に細い糸で固定されているそうです。凄い細かい作業により作られた作品なのですね。素晴らしい。

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ネックレス

エナメルの上に描かれた天使の絵が絵画的で素晴らしい作品です。


エナメル

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エナメルミニアチュールペンダント

天使のモチーフがとても可愛らしい。周りのデザインも素晴らしいですね。エナメルの作品はとても温かみを感じて大好きです。
エナメルは透明あるいは不透明なガラス物質をとかして金、銀、銅などの金属の板に焼き付けたものです。

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スイスエナメルブローチ

素晴らしいですね。正にブローチの中の絵画です。


インタリオ&カメオ

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オニキスカメオ&ダイヤモンドブローチ

3層の厚みのあるオニキスに、クピドを彫ったカメオ。とても立体感をかんじます。バラの髪飾りと羽根が繊細です。
此の頃はシェルカメオだけでなくオニキス、ラブラドライト、アメシストなど色々な石に彫った作品が展示されていました。


モザイク

非常に細い色ガラスの棒を隙間なく並べて、モチーフを描きだしたもの。なんと当時2万色以上の色があったとの事です。ですから素晴らしい作品が出来たのですね。
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ローマンモザイクゴールドブローチ

素晴らしい色彩ですね。モザイクで作られているとは思えません。やはり色が多いのでまるで絵画の様なモザイクが出来上がるのですね。
花を挟んだ二羽の白鳩、神聖な感じがします。


スコティッシュ

スコットランドで産出されて色メノウをデザインに合わせてカットし、銀座(まれに金座)に嵌め込んだものです。

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スコティッシュブローチ

アメシスト、シトリンを嵌め込んであります。


ピクウェ

べっ甲や象牙に、金、銀、あるいは真珠の母貝を象巖したもの。
日本にも象巖があるますが、同じものがあるとは驚きでした。

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ピクウェブローチ

ゴールド、シルバー、べっ甲で作られています。
つばめのモチーフでしょうね。とても東洋的な感じがします。


アイボリー

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アイボリーバングル

花の彫りがとても見事です。


その後、イスメリアンコレクション、ピアポント・モーガンコレクションが展示されて行きます。


その後、ウェディングドレスが展示されていました。
ヴィクトリア女王はドイツからむかえたアルバート公を気遣い、女王というよりむしろ花嫁に相応しいスタイルで結婚式に臨んだそうです。それまでの伝統を断ち、淡いクリーム色のドレスを着ました。ドレスの襟、袖口はホニトンレースで飾り、ティアラは宝冠は被らず、オレンジブラッサムと呼ばれる花輪をつけました。
オレンジの花は「純潔」の象徴と言われます。

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オレンジブラッサムヘアーオーナメント

女王が結婚式に着用したホイトンレースは子供達の洗礼式、結婚記念日など大切な日に着用される様になり、結婚式にレースのベールを着用する事が現代まで伝えられています。

結婚指輪を交換する儀式もアルバート公がドイツから持ち込まれイギリスに定着しました。

又、ウエディングケ-キもヴィクトリア女王のロイヤルウェディングを機に広がり、現代に引き継がれています。

正に私達はその習慣を完全に取り入れていますね。

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結婚指輪 「蛇」

蛇が自分の尾を口に加えた此のリングは永遠の愛を意味しています。

変わらぬ愛情のしるしとして結び目を象った「愛結び」
花言葉に由来する「忘れな草」(真実の愛)
などのモチーフが好まれたそうです、ロマンティックですね。

ウエディングレース、オレンジブラッサム、結婚指輪、ウエディングケーキの展示が終わるとレースの展示へと移ります。

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ブリュッセルのボビンとニードルポイントの混成レース

とても緻密で美しいですね。色々な国、地方のレースが展示されていましたのですっかり見とれてしまいました。


展示はモーニングジュエリーへと進みます。

モーニングジュエリーは喪に服する期間に故人を偲んで身に付ける装身具です。

喪服の展示がされ、ヘアージュエリーとジェットと展示がされていました。

ヘアージュエリーは遺髪をジュエリーの中に入れたものです。髪は喪った人との絆であることから、モーニングジュエリーの中でも重要な役割をしました。ヴィクトリア女王も最愛の夫アルバート公を亡くして以来、その遺髪を肌身離さず身に付けていたそうです。

ヘアージュエリー

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ジェット

ジェットは地中深くに埋もれた流木が長い年月を経て化石化したものです。人間によって発見された最初の宝石のひとつです。

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グラスカメオ&フレンチジェットブローチ


次に展示はアフタヌーンティーの展示へと進んで行きます。

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美しいティーセットで優雅な時間を過ごしたのでしょうね。


アンティークジュエリーは多種な素材に依って作られている驚きと、作った職人さんの息づかいが伝わってきます。とても温かさを感じます。

此の展示会はただ単にジュエリーに心をときめかせるだけに終わらず、ウェディングドレスからモーニングドレスまでの展示でヴィクトリア女王のアルバート公への深い愛情が表されています。正に愛のヴィクトリアン・ジュエリーの名前に相応しい展示会でした。



http://www.bunkamura.co.jp/museum/index.html



美術館のショップで興味深い本を見つけました。「コティとラリックの物語」 魅惑の香水瓶です。

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ラリックの香水瓶

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ドーム兄弟の香水瓶

美しいですね。ドーム兄弟の「すみれ」のモチーフは大好きです。一誠堂美術館に「すみれ」のモチーフの花瓶などが展示されていますが、何時も見とれてしまいます。















































                         

 



crystaltakara at 11:59│Comments(0)TrackBack(0)

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