2010年11月
2010年11月30日
タイム
タイムの香りたっぷりの美味しいトーストが出来上がりました。ベニシアさんの作ったトーストはとても美味しそうなので画像をアップしておきますね。
さすが美味しそう!!
材料は 食パン2枚
マッシュルーム4個
にんにく 1/2片
タイム 定量
オリーブオイル 適量
塩、こしょう 適量
にんにくはみじん切りに、マッシュルームは薄く切ります、タイムは荒いみじん切りに。
オリーブオイルでにんにくを軽く炒めます。
薄く切ったマッシュルームを加え、塩、こしょうで味付けをします。
最後にタイムを入れて炒めます。
炒めたマッシュルームをトーストしたパンにのせます、炒めた際にでた汁も一緒に。
ベニシアさんは朝食やおやつにいただくそうです。
エッセイでタイムについて朗読なさっていました。ハーブのエッセイは効能も良く分かりますし、そのハーブに関する物語も紹介されていてとてもハーブを理解する上で役に立ちます。
乾燥したタイムの枝で風邪やせきに効く薬草が作れますし、スープやシチューの風味付けで有名な”ブーケガルニ”にも使えます。
勇気を意味するタイムを食べると体に活気がみなぎり恐怖や恥ずかしさを抑えてくれると言われています、古代ローマの兵士達はタイムの温かなハーブバスに浸かってから戦地に赴いたと言います。
タイムの歴史を振り返ると中世の騎士道の時代にはシルクのスカーフにタイムの上を舞うミツバチの姿を刺繍するのがヨーロッパ貴婦人達の習慣でした、そして馬上槍試合の際にひそかに憧れ、恋焦がれた騎士にそれを贈ったそうです。
とてもロマンティックですね。
毎週朗読されるハーブのエッセイをとても楽しみにしています。
晩秋の散歩道、赤く色づいた木を見つけました、とても綺麗。
真っ赤に咲いたセージ、大株で見事です。
猫のしっぽ カエルの手引用
2010年11月24日
ベニシアの旅 心の庭を求めて
ベニシアさんの里帰りの模様が放送されました。「心の庭を求めて」の題名の通り、イギリスと日本に生きたベニシアさんの心の軌跡とも言える番組となっていました。
ベニシアさんの京都、大原での生活から番組始まります。
最初の訪問地はイギリス、ダービーシャー。ベニシアさんのお母様の生まれ育った家、ケドルストン ホールを訪問します。18世紀半ばロバート・アダムにより建築され、カーゾン家が代々守っています。
ベニシアさんが貴族の生活を最初に意識した場所です。一族の為の教会を訪れます。その後ベニシアさんがとてもお気に入りだった祖父と過ごした図書室を訪れます。下の階にはインド総督を務めた28代ジョージ・ナサニエル・カーゾンの収集した東洋の美術工芸品が大切に保管されている東方美術館があります。カーゾン氏は日本を二回訪れ、京都も訪れています。その様子は旅行記に書かれています。ベニシアさんは美術工芸品に興味を持ち。東洋の国に行きたいと思い、此の東洋的な世界に浸っていたとの事です。この頃より、ベニシアさんの東洋への旅立ちが始まっていたのですね。
ベニシアさんの人生初めての庭は庭職人達により美しく保たれている「風景庭園」でした。好きな花を植える事も花に水もやる事の出来ない庭でした。
お母様と会う事も許可無しには出来ない、貴族の人としか会話をしてはいけないと言う様な生活にベニシアさんは違和感を感じ、自分の価値観に合わないと思う様になりました。
ある日、ベニシアさんは小さな冒険をします。屋敷より抜け出し、ケドルストンの集落に向かいました。すると突然、理想の家を見つけます。
庭には蔓バラが咲き、花壇には野草やハーブが植えられています。
いかにも平和で心地良さそうな光景とベニシアさんの目には映りました。そこから夢が始まりました、40年後に現実のものになるとは思わず。
此の様子はベニシアさんの素敵なエッセイ「夢のコテージガーデン」で紹介されます。ベニシアさんのエッセイの朗読は心地よく、聴き入ってしまいます。
次に子供の頃に住んでいたジャージー島を訪れます。此の島で6歳から11歳まで小学校生活を過ごします。お母様の再婚相手のジョン・ロバート氏の家を訪ねます。
ジャージー島ではケドルストンと違う生活が始まります。お母様が自らの手で庭を作り初め、一人づつ植物を植えるコーナーが設けられ種をまいて植物の芽が出る事に喜んだり、花束を作ってお母様に贈たりする喜びを味わいます。此の変化はベニシアにとってとても嬉しい事でした。
ベニシアさんは小学校時代の同級生スーザンさんと再会し、小学校を訪れます。
此の小学校時代にベネシアさんには良き理解者がいました。大叔母のアン・ビックフォード・スミスさんです。学校の帰りにアン叔母さんの家に寄り道するのが楽しみでした。家の古い扉をたたくととても歓迎してくれました、冬には火をおこし一緒にスコーンを作りお茶をいただきました、そんな関係がとても嬉しかったそうです。アン叔母さんは賞を貰ったりするととても喜んでくれて「頑張り無さい」「勉強しなさい」と励ましてくれました。けして教育ママでは無いアン叔母さんは「恵まれた人は人の為に何かしないといけない」と教えてくれました。お母様の価値観とは違っていましたがベニシアさんはアン叔母さんの考えが正しいと思いました。
ベニシアさんはスーザンさんと一緒にアン叔母さんの家のあった場所を訪れますが、もう他の建物が建てられていて、叔母さんの好きだったベリーの木が僅かに遺されているだけでした。
スーザンさんは「叔母さんの味を一緒に作ろう」といってくれます。二人は地元の牧場のお店でスコーンの材料を買い、スーザンさんの家でスコーンを作ります。
ベニシアさんにとってはアン叔母さんとの思い出のお菓子。クロテットクリームとジャムをたっぷりのせて、アフタヌーン ティーを楽しみます。
「アン叔母さん」と題したエッセイが朗読されます。
「心地よい暮らしに必要なものは最初から持っているのにどの人のその事に気が付いていない」と大叔母は教えてくれました。本当に求めている内なる平和は自分自身の心の中にあるというのに。大叔母はよく此の様に言いました「ベニシア、大きくなったら世の中の為になる事をするのですよ」アン叔母さんは本当に素晴らしい方だったのですね。思わず頷いてしまいます。
ベニシアさんはアン叔母さんの言葉を考える様になりました。「私が求めている物は人生を自分の手で切り開いてゆく事」その様にベニシアさんは考える様になったとの事です。ベニシアさんは海に続く散歩道を歩きながら「これからの人生どうするのだろう」と考えたそうです。お母様は再婚を繰り返すし、大好きなお父様は亡くなってしまうし・・・どうやって生きるのかを散歩をしながら考えたそうです。海を見ると落ち着き、自分が海の向こうの何処かに行くのだろうと考えていたそうです。
ベニシアさんは12歳になる前にジャージー島を出てロンドンにある寄宿舎のある学校に転校しましあ。これが幸せを自分の足で探す第一歩だったのですね。幼い年齢で此の様に考えて、実行すると言う事は本当に尊敬に値しますね。人の心の素晴らしさを改めて知る思いがしました。
スーザンさんが中心となり同窓会を開いてくれました。
ベニシアさんが次に訪れたのはアイルランド ドロミニアです。お母様が晩年を過ごされた地です。母ジュリアナさんは40歳の時に新しい恋人を追って此の地に移り住みました。貴族と言う肩書を捨て、小さなホテルを経営していました。ベニシアさんは社交界にデビューしていましたが、貴族との結婚に興味がなかったので19歳でイギリスを飛び出しました。
ドロミニアでは妹ルシンダさんの家を訪れます。12歳はなれた妹をルルと呼んで可愛がっていたベニシアさん、今でも兄弟の中でも一番気が合います。ベネシアさんが此処を訪れる時一番楽しみにしていたのはルシンダさんの庭でした。まずは歓迎のセレモニー、餌をまくと白い鳩が巣箱に集まってきます。結婚20周年に夫より送られた物だそうです、鳩も32羽いるとかスケールが違います。
鳥が好きなルシンダさん、庭に飼育小屋を持ち、鳩を初め鶏、家鴨、鴨などおよそ100羽もの鳥を飼っているそうです。
広々としたメインガーデンは芝生を縁取る様に様々な花が植えられています。
ベニシアさんより贈られたオトギリソウ
レモンバーム ルシンダさんは鶏に食べさせてしまうとか、ベニシアさんも驚いていました。
形式にとらわれない、のびのびとしたルシンダさんの庭、庭は生きかたそのものと考えるベニシアさんにとってとても嬉しい物でした。
庭の果樹園ではカシスがたわわに実っています。ベニシアさん達はデザートの材料として収穫します。
同時にハーブサラダを作る為にハーブを採ります。ルシンダさんの庭には一年中、自家製のハーブを楽しめる様にあらゆる種類のハーブが温室で育てられています。
ベニシアさんがハーブを研究する様になったのはルシンダさんから贈られたハーブの本がきっかけでした。
ベニシアさんとルシンダさんは一緒にお料理を楽しみます。
焼いたメレンゲと生クリームで作ったケーキに収穫したカシスを飾ります。このケーキはお母様の経営するホテルの人気メニューだったそうです。
ルシンダガーデンのスペシャルサラダ
ドロミニアの中心部、お母様の晩年暮らしていた家を訪ねます。小じんまりした庭でガーデニングを楽しんでいたそうです。
旅の最終日、ベニシアさんはお母様のお墓を訪ねます。
ベニシアさんは自分が亡くなる時は自分の人生は楽しかったと思いたい、母も後悔なく楽しかったと思っているのではと述べます。
エッセー「親愛なる母へ」の中で述べられたいた次の文に感銘を覚えました。「生涯を通じてどんな良い事や悪い事があったか、また何を遣り遂げたかで人生を評価する人が多いけど、私の日々の生活がどれだけ満たされ、幸せであったかで人生を評価したい」
ベニシアさんの旅は終り、京都 大原でのベニシアさんの日常生活に戻ります。
going east going west
but going home is always best
なにげない日常がもたらしてくれる幸せに感謝を忘れずにいたい。
とても共感を覚えます。此の番組を観て、心に響く言葉が沢山ありました。私も日常の幸せに感謝する気持ちを持ち続け様と思いました。
猫のしっぽ カエルの手
ベニシアの旅 心に庭を求めて 引用
2010年11月20日
ハボタンと宿根イベリスの寄せ植え
今日もガーデニング日和の暖かさ。寄せ植えを作りにはな*いとし*こいしさんにお邪魔しました。
ハボタンを薔薇の花に見たてて、薔薇の花束の様な寄せ植えを作りたいと思い制作しました。一緒に植え込んである白い花は宿根イベリスですとても可愛らしいお花で寄せ植えをゴージャスに仕上げてくれています。
後ろにシクラメンを植え込み、中心にハボタンを植え込みました、淡いピンク色のハボタンはガーデンブーケ、名前の通りブーケの様に一つの茎より二つのハボタンが咲いています。回りを宿根イベリスで囲みました、純白な花弁が輝いているかの様です。前には可愛らしいビオラとワイヤープランッを植え込みました。
宿根イベリスはとても可愛らしいお花の形をしています。ハボタンの色合いがとても美しく、薔薇に見たてても充分な美しさです。
新しい寄せ植えが出来るとベランダが華やぎます。とても楽しい一時でした。寄せ植えを作ると「あー此のコンテナも寄せ植えし直したい」と思ってしまいます。
チワワが警察犬になったと言うニュースを観ました。本当に可愛らしいチワワちゃんですが、災害救助犬の任務に就くとか、鳴き声が威厳に満ちてて立派です。我が家の甘えん坊宝とは違うと思わず感心してしまいました。チワワちゃん頑張って!!
今日、散歩をしていると黄色い花が目を引きました。春の花を見つけたかの様な感動です。名前は分かりませんが・・・こんなに寒くなってもけなげに可愛らしい花を咲かせています。
ご近所にみかんの木を発見。たわわに実がなっています。食べれるのかしら?
晩秋の散歩道、新しい発見が一杯です。どの季節も植物達は心を和ませてくれますね。
2010年11月18日
2010年11月17日
京都 大原 ベニシア流シンプルライフ
素晴らしいクリスマスの飾り付け、素敵ですね。
まずお庭の紹介がされました。
お庭のタイムとゆずのをつかってのシロップ作りが紹介されます。お庭のハーブを摘む時は「とっても良いですか?」と尋ねるそうです、植物を大切になさっている気持ちが伝わってきます。タイムと生姜を煎じた液にブラウンシュガーを加えゆずの絞り汁とはちみつをたして出来上がりです。お湯で割って皆さん飲んでらっしゃいましたが、とても美味しそう。これからの冬のシーズン、体が温まって、風邪の予防にもよさそうですね。
この時、今の癒しブームをベニシアさんはどの様に思われているのかアナウンサーの方が聞いていました。此の時のベネシアさんがおっしゃった事に私はとても感激してしまいました。
「良かったと皆さんが感じているのは良い事たけど、自分が癒された分、気持ちが穏やかになった分を自分の子供や他の人にあげたら、自分が強くなると思う。そう思うだけでパワーが出てくる。「肝っ玉母さん」がいいと思う、なにが起きても大丈夫と言えるそんな母親になりたい」
素晴らしい考えだと思います。自分が癒される事ばかりを考えていては駄目ですね。自分の心が穏やかになった分、子供や兄弟、友人に優しく出来る自分でいなければと改めて思いました。何が起きても穏やかな顔で「大丈夫」と言っていられる自分は理想的な姿です。
裏の石垣の隙間に土を入れ、球根を植えているそうです。その土も枯れたハーブと生ごみを寝かせてたい肥をまぜた土だそうです、土までも手作りなのですね。生垣にムスカリの花が咲いている様子はとても綺麗でした。
秋の庭をみつめる中で生まれたエッセーがお花の映像と供に読まれました。題名は「どの季節も美しい」季節のうつろいを女性の生涯になぞったエッセーです。春は少女の美しさ、夏はみずみずしい女性の美しさ、秋は成熟した女性の美しさ、冬は思慮深い銀髪の女性の美しさ。庭にも女性にもその時々の美しさがあると言う内容のエッセーです。とても素敵です、年相応の魅力のある自分でいたいですね。
築100年の古民家のご自宅の様子が紹介されました。手作りで作ったキッチンのタイルの美しさは暖か味を感じました。庭に面した縁側に置かれたご主人の実家より譲り受けられたミシン、古いものをとても大切になさっています、又、ミシンの置かれている所から見える景色がとても素敵でした。
冬の間、お庭の手入れの必要のない時はお家の手入れをするそうです、椿油で漆塗りのテーブルをみがき、柿渋で家の中を丁寧に拭くそうです。今の私達が忘れてしまった家の手入れ方法ですね。本当に丁寧に日々を過ごされている様子が伝わって来ます。心に残る言葉を聞きました。
「今日の一針が綻びてから繕う九針分の手間を省く」
本当にそうですね、後で、後でと思っていると、しようと思った時には大変な事になっていると言う経験、ありますね。
家のお掃除にもハーブを利用なさっているのですね。ラベンダービネガーでコップを拭いたり、窓ガラスを拭くそうです。ラベンダーの心地よい香りに包まれそうですね。
ベニシアさんのお宅では11月よりクリスマスの準備が始まるそうです。手作りのフルーツケーキの紹介がされていました。なんとブランデーをかけて一カ月寝かせるそうです。その寝かせる缶に張られた綺麗なシール、生活を楽しんでらっしゃるのが良く分かります。差し上げたりなさるので20個も作るとか、心遣いの深さが伺えます。
ハーブリースを作る様子も紹介されていました。オアシスをリース型にしてローズマリーを挿してリースを作ってらっしゃいました。リースのもとを通る時はきっと良い香りがするのでしょうね。
最後にハーブガーデンの来年への準備の模様が紹介されました。
夏の間に収穫したハーブを軒下につるし、乾燥させ、種を丁寧に取るそうです。種は封筒にいれて保管します。
来年の春にはその種が美しいハーブとなるのでしょうね。
ベニシアさんの生活はゆったりした時間が流れているのでしょうね。
ゆったりとハーブティーを嗜む、そんな時間を毎日持ちたいですね。
ベニシアさんの番組を観ていると、とても心が和みます。
あさイチ 引用
ベッドの中のクッションを出して、その上に眠っている宝です。
可愛くて、癒されます。