2010年09月
2010年09月29日
シクラメンともみじ葉ゼラニウムのハンギング&寄せ植え
まずは玄関先に飾ってあるハンギングを作成しました。
中心に色鮮やかなシクラメンを配し両脇にシクラメンととても相性の良いシロタエギクを植え込み、以前より植わっていたヘンリーズタを垂らしてみました。このシクラメンとても色が綺麗です、大人のムードがあります。この後に作るハンギングにも沢山使ってしまいました。
美しい色合いのガーデンシクラメン
次にベランダに飾るハンギングを制作しました。今回のテーマは丸く丸く。
シクラメンの他にもみじ葉ゼラニウム、シロタエギク、初雪カズラを植え込みました。
シクラメンの美しさも素敵なのですが、もりじ葉ゼラニウムの色合いがとても綺麗なのですっかり気に入ってしまいました。
もみじ葉ゼラニウム、可愛らしい赤い花を咲かせています。紅葉の様な美しい色合いにすっかり魅せられてしまいました。これからの紅葉シーズンを先取りしたかの様です。
やっと疲れきってしまっていたハンギングを作り替える事が出来てとても嬉しい!! 中島さんとお話しながら作るととても楽しいんです。
もみじ葉ゼラニウムの虜になってしまった私は家に帰り寄せ植えを作りました。
後ろに植わっている植物は此の厳しい夏も無事に過ごしてくれました,まだまだ元気です。
その前にもみじ葉ゼラニウムと白のガーデンシクラメンを交互に植え込みました。もみじ葉ゼラニウムとシクラメンの白はとても相性が良いですね、お互いの美しさを引き立たせてくれます。
やっと秋のハンギング、寄せ植えが揃って来ました。もう少し涼しくなるとパンジーが出てくるでしょう、次にパンジーのハンギングを作るのが楽しみです。
2010年09月26日
秋の寄せ植え
秋の植物を使って寄せ植えを作りました。
奥に藤袴を植え込み、右前にはウインターコスモスの黄色い花を植え込み、左前には白いキャットウィスカーを植え込みました。そして一番前に艶やかに咲き誇るゆうぜんぎくを植え込みました。
秋一番の寄せ植えです。
これからはガーデンシクラメン、葉ボタン、パンジーなどを植え込んで秋から冬への寄せ植えを楽しみたいと思います。
今年の夏は本当に厳しかったですものね、どの花も疲れきっています。
昨日のワンダー ワンダーではイギリスの究極の庭ガイドのイエローブックが取り上げられていました。
掲載されている庭は3700件にも及ぶそうです。
審査基準は45分間飽きずに過ごせる庭である事。
毎年500件近い応募の中から厳しい検査をへて掲載されるそうです。
庭は一般公開され入場料は数百円程度でチャリテーに当てられるそうです。
広大な庭から40ヘクタールの小さな庭まで掲載されているそうです。
自然な花園を思わせるイングリッシュガーデン
オールドローズの咲き誇るローズガーデン
美しいですね。
隣の牧草に住む羊を背景にいれ込んだ庭。羊よけの堀(ハーハー)が掘られているいるそうです。
荒れ果てた牧草地に池を配した美しい庭を作ったそうです。凄い努力です。
皆さん作るのに長い年月とそうとうの努力をなさっています。
此の素晴らしい庭にとうてい及ぶ物ではないですが、何時も季節にあった花を楽しむ事を忘れずにいたいと思います。花は心を癒してくれます。
2010年09月25日
宝の撮影会
最初はハロウィンの背景を背に撮影です。
その後二つの背景を背にして撮影をしました。宝は背景の変わる毎に衣装を着替えて、まるでタレントですね。
宝にとってはポーズをする為に「お座り」「待て」「伏せ」「待て」の連続で大変だった事と思います。
もう限界と言う所で撮影は終わりました。
撮影後はご褒美のおやつを食べさせました。
撮影後、パソコンで撮影した写真を見せて貰いました。さすがプロの方が撮っただけのことはあります。可愛らしいショットが一杯です。とてもその中から写真をピックアップするのは難しく、とうとう宝の写真集を作る事にしました。
家に帰ると娘が早速、データを見て写真集作りに熱中していました。
出来上がるまでに一カ月程掛かる様です,出来上がりがとても楽しみです。
宝くん お疲れ様でした。
2010年09月24日
「香水瓶の世界」展
数多くの香水瓶の他に香水のポスター、ラベルなどが展示され、パリ現代装飾美術・産業美術国際博覧会に於ける出展の模様が紹介されていました。
展示はPartⅠ 古代、中世・ルネサンス、PartⅡ 20世紀以降に分けられて展示されていました。
PartⅠ 古代 、中世・ルネサンス
古代社会において香りは宗教的な意味を持ち、神々を崇める為、または怒りを鎮め加護を得るために、古代の人々は軟膏や香油など様々な香りを神々に供え、薫香を焚いた。世俗の生活でも香りは重要な役割を担っており、誕生、結婚の祝い事、死者の弔いなど、人生の節目の儀式に欠かせないものであった。エジプトや古代オリエントでは岩石を研削して香油壺が作られ、ギリシア時代の香料容器は陶器製であった。古代のガラス容器は古代エジプトで現れたコア・グラスの香油瓶であり、フェニキアを経てヘレニズム時代のオリエントで盛んに作られた。ガラスの製造技術が発達し、ローマ帝国下で吹ガラスと成形型が発明されるとガラス容器の大量生産が可能になり、その技術は広く帝国の領土の普及した。これらの先進的ガラス製造技術は、香水の蒸留技術と共に、十字軍の遠征によって、やがてヨーロッパにもたらされることになる。
アラバスター 初期王朝 エジプト 縞目大理石
香油瓶 ローマ時代 中東 ガラス
ルネサンス期になると香水芸術は大発展する。ヨーロッパ中で芳香水が流行し、王侯貴族は御用調香師を持つこともあった。蒸留技術が改良され、芳香水は貴族以外の人々にも手の届くものとなった。疫病の流行はヨーロッパを恐怖に陥れたが、古代から続く香りに対する信仰のため、香料の使用はかえって増大した。練香をいれて持ち歩くポマンダーは練香が疫病に対する解毒剤として重視されている事もあり重視された。此の時期、高名な金銀細工師が競って様々なポマンダーを制作している。又、此の時期には後にフランスのガラス製造業に大きな影響を与える事になるイタリアのムラーノ・ガラスがヨーロッパ全土で高い評価を得た。
ポマンダー ドイツ
香油瓶 イギリス
18世紀になると社会習慣の変化、ロココ様式の芸術と自然に対する賛美などが影響し、軽やかな花の香りが流行した。香水瓶の素材は貴金属、ガラスの他に、クリスタル、磁器など多岐にわたり、装飾方法も宝飾細工、金銀細工、七宝など様々であった。特にマイセン、チェルシー、セーヴルなどで作られた陶器製香水瓶は18世紀を象徴するものである。19世紀は産業革命とそれに伴う技術革新により、香水瓶は近代化され大発展する。フランスではゲラン、ブルジュワ、ロジェ・ガレ、ピヴェールなど多数の香水商が誕生し、今日の香水産業の基礎がきずかれた。19世紀には次第にガラス製香水瓶が主流となり、バカラ社、ポシェ・エ・デュ・キュルバル社の様なガラス製造者と香水商が提携することによって、ガラス製香水瓶は洗練され豪華なものになって行く。世紀末になると、アール・ヌーヴォーの影響で技巧的で色彩豊かなガラス瓶が表れた他、宝飾細工師の手により七宝装飾の技術を極めた装飾香水瓶も作られている。
ネセセール(化粧道具入れ) イギリス
オレンジ瑪瑙、ルビー、金
とても豪華な化粧道具入れ、とても細かい細工に息を呑む思いがします。
香水瓶 イギリス、サウス・スタッフォードシャー窯
七宝、黄銅
全面に描かれたロココ調の絵画がとても見事です、絢爛豪華さを与えています。
香水瓶 フランス
水晶、金、ルビー
水晶で出来た香水瓶、とても素敵ですね。どの様に彫ったのでしょうか?ルビーが豪華さを与えています。
香水瓶 フランス
透明クルスタル、金、真珠
透明クリスタルを全て覆ってしまっている金細工がとても素晴らしい。当時は貴重であった真珠が優雅さを醸し出しています。
香水瓶 フランス
金、七宝、真珠
とても七宝の色が美しく、金細工が見事です。
香水瓶 ボヘミア?
透明クリスタル
ボヘミアングラスは今でも有名ですよね。透明クリスタルに彫られた模様の美しい事、素晴らしいですね。
アトマイザー フランス エミール・ガレ工房
ガラス、金細工
エミール・ガレ工房のアトマイザーを観る事が出来とても感動しました。風景画がとても素晴らしく、魅了されました。
芳香水瓶 フランス ドーム工房
緑ガラス、金、黄銀
緑ガラスに描かれた苺がとても美しい。ドーム工房の芳香水瓶を観る事が出来とても幸運に思いました。色合いの美しさに魅了されます。
香水瓶 ブシュロン社
金、ダイアモンド、七宝
七宝の色が美しく、デザインも素晴らしい。優雅さを感じます。
PartⅡ 20世紀以降
20世紀初頭は芸術の大変革期だった。変革の波は香水産業と香水瓶の製造にも及び、コティとラリックの功績によって質の高い香水が美しいガラス製香水瓶に入れられ、大衆の手に届く価格で販売されるようになった。また、この時代にはポワレによってデザイナー香水制作の道もひらかれた。色彩豊かで斬新なフォルムの芸術が溢れた、ベル・エポックの時代は第一次世界大戦と供に終焉する。第一次大戦後のモードの主流は幾何学模様に移り、香水瓶のデザインも簡素なものになる一方で、既成概念を破壊するシュルレアリスムの運動が起こり、スキャパレリのようにその影響を受けたデザイナーは奇抜なデザインの香水瓶を制作した。第2次大戦後、モードの世界は女性らしい優美さが回帰し、ディオールなどのデザイナー香水が全盛期を迎える。
香水瓶 (古代の琥珀) ルネ・ラリック作/コティ社
つや消し透明ガラス、茶色パネル
ルネ・ラリックの作品に心惹かれる私は展覧会を観ている間、やはりルネ・ラリックの香水瓶には心惹かれてしまいます。芸術的な描写は本当に素晴らしいと思います。
香水瓶 (海の女神) ルネ・ラリック
透明ガラス、パチネ
波の上に座る海の女神、とても芸術性を感じます。
香水瓶 (スイセン) ルネ・ラリック/ロジェ・ガレ社
透明ガラス、、エナメル彩、パチネ
美しい香水瓶箱に入れられた香水瓶はあたかも水仙の花を思わせる清楚な作りです。
香水瓶 (夜中に) ルネ・ラリック作/ウォルト社
透明ガラス、、パチネ
星が漆黒の夜に浮かぶ様子が想像されます。ガラスの色が本当に美しい。
香水瓶 (スミレ) ルネ・ラリック作/ガビラ社
透明ガラス、、エナメル彩
束ねられたスミレのブーケ、スミレの濃紫が美しい。
香水瓶 (スズラン) ルネ・ラリック作
透明ガラス、、パチネ
香水瓶から溢れるスズランの様子がとても美しい。
香水瓶 (昼と夜) ラリック社
透明クリスタル
とても芸術性の高い香水瓶。とてもロマンをかき立てられます。
ルネ・ラリックの作品に心惹かれる私ですので、どうしてもラリックの作品の紹介が多くなってしまいました。展覧会を回っているとなにげない場所にに展示されているラリックの香水瓶を観ると本当に素敵と心の中で思ってしまいます。今回の展覧会には他にも素晴らしい香水瓶が多く展示されています。とても感動の多い展覧会でした。
http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html
展覧会場を後にして庭園へと進みました。HPに載っていたキミガヨランが見事に咲いていました。
休日と言う事もあり沢山の人が芝生でくつろいでいました。楓の木も多いとの事ですから、これから紅葉を迎えると違った美しさに出会えそうです。
昼食Cafe 茶酒 kanetanakaに寄りました。
鳥のそぼろご飯と蟹の甲羅焼きをいただきました。とても美味しかった!!
http://www.kanetanaka.co.jp/
宝にはAmichiで変わった冷凍食品を買いました。
くまちゃんのホイコーロー、お野菜たっぷりで宝はあっという間に食べてしまいました。美味しそうでした。
たまには変わった物も食べさせてあげたいですものね。
http://www.amici-dog.com/
2010年09月21日
「誇り高きデザイン 鍋島」展
「誇り高きデザイン 鍋島」展を観にサントリー美術館に行って来ました。
鍋島は、江戸時代に佐賀藩から徳川将軍や諸大名への贈り物として作られた最高級の磁器です。
現代にも通じる洗練された文様にとても心惹かれます。100点を超える鍋島の磁器が展示されている今回の展覧会はとても鍋島を堪能する事の出来る展覧会でした。此の様に鍋島の磁器が一挙に鑑賞出来る機会は滅多にないと思います。
展示は「鍋島藩窯の歴史」「構図の魅力」「鍋島の色と技」「尺皿と組皿」「鍋島の主題 四季と吉祥」のコーナーに分けられて展示をされていました。
「鍋島藩窯の歴史」
色絵花筏文皿
桜、流水、筏の文様。桜花は特に人気の高い文様です。私も桜のあしらわれた文様はとても好きです。
色絵輪繋ぎ文皿
とてもモダンな文様です。リズミカルな感じがします。
「構図の魅力」
色絵亀甲椿文皿
亀甲文が整然と連続し、個々の中に椿、花石榴、薔薇が描かれている。その上に丸文を三個ちらし、中に唐草文が描かれている。とても精密の文様に関心させられます。
色絵七宝菊文皿
白地を基調としつつも華やかな文様。陽刻文の輪郭が赤く描かれ、隙間に菊の文様が描かれ、とても可愛らしさを感じる作品です。
色絵絵草子文皿
七冊の絵草子が散らされた文様。絵草子の文様が繊細に描かれていてとても緻密な作品です。
青磁染付雪輪文皿
青磁がとても美しく。雪輪文がとてもモダンが文様です。現代にも通じる斬新さを感じます。
色絵松竹梅文皿
若松・竹葉・梅花を組み合わせて一つのパターンとして三方に均等に割り付けた文様。白磁にくっきりと染めつけられた文様に美しさを感じます。
染付雲雷文大皿
皿の中心より雷文が口縁へ向かって放射状に描かれ、中心の大きい余白が生まれ、朧月が光を射しているかの様に見える。余白に朧月を感じさせる趣向が素晴らしいと思いました。
染付月兎文皿
二つの新円形を少しずらして重ねた様な形状の五寸皿。円形一杯にくるりと背を丸めた兎を描き。残った余白を月に見たてている。此方も素晴らしい趣向の作品と思いました。兎が濃淡の色調により丁寧に描かれており、兎の柔らかさが感じられる作品です。兎の可愛らしさが伝わって来ます。
「鍋島の色と技」
青磁染付七壺文皿
鍋島の意匠には、たびたび壺文が登場します。整然と並ぶ青海波の上に描かれた壺。壺の文様にリズムを感じます。
染付文唐花丸文皿
唐花丸文が五個浮遊し、一個から光を放ったかの様に放射状に線が縁に向かって散ってゆく文様。とても躍動感を感じます。
「尺皿と組皿」
染付鷺文三足大皿 重要文化財
瑠璃色の背景に浮かぶ三羽の鷺の姿が白く浮かび上がりとても清浄な感じのする作品です。一羽一羽の鷺の表情がとても温かく描かれているのもとても魅力的です。
染付童子雪合戦文三足大皿
珍しい文様です。ふわふわの雪の中雪合戦に興じる唐子達の様子が生き生きと描かれています。
色絵桜樹文皿
古木に咲く満開の桜の文様が美しく見事です。とても雅さを感じます。
「鍋島の主題 四季と吉祥」
色絵龍田川文皿
急流に散り浮く紅葉が翻弄される様子を描いた文様。急流の勢い、それに激しく揺れ動く紅葉の様子が感じ取れます。紅葉の色合いが鮮やかで、心惹かれました。
色絵宝尽文大皿
菊花形の中に描かれた八種の宝。白磁にとても鮮明に描かれており凛とした印象を受けます。展覧会には初出品となった大皿です。
色絵松竹梅宝珠文皿
背後に赤絵の梅花文を敷き詰め、三個の宝珠文を浮かべた文様。宝珠は仏教界に於いて、思いのままに望みを叶える、霊感あらたかな宝の玉すなわち如意宝珠との事です。今も昔も人の祈りは変わりませんね。渾身の作と言えます。
青磁色絵桃宝尽文皿
二客並んだ四足皿の片方に桃の花、桃の実が載り、もう片方には巾着、宝珠、軍配、払子など縁起物が載っている文様。文様の繊細さに感心してしまいます。
色絵壽字宝尽文皿
白抜きの「壽」を中心に宝物が描かれている。鍋島最盛期の七寸皿の名品の一つ。とても力強さの感じる作品です。
「色絵壽字宝尽文皿」を最後に鑑賞し、会場を後にしました。これだけ沢山の作品を一挙に鑑賞した事はありませんでしたので、とても感動の多い展覧会でした。
http://www.suntory.co.jp/sma/
展覧会の帰りロクシタンに立ち寄ると。シヤクヤクのコーナーに石鹸を見つけました。シヤクヤクの香りが漂って来ます。とても良い香りですので買って来ました。シヤクヤクの花の形をした石鹸で、使ってしまうのはもったいない感じがしますので、しばらくは引き出しの中にしまって移り香を楽しもうと思います。